ティム・クック氏、iPhoneは高すぎると認める

ティム・クック氏、iPhoneは高すぎると認める

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ティム・クック氏、iPhoneは高すぎると認める
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アップルCEOティム・クック
ティム・クックは貧しい人々のために素晴らしいデバイスを作ることを望んでいない。
写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac

iPhoneの購入は、Appleの高価な製品を切望するほとんどの人にとっては大きな経済的決断だが、CEOのティム・クック氏によると、iPhoneは近いうちに特定の市場で値下げされる可能性があるという。

ティム・クックCEOは、大々的に報道されたインド訪問中、NDTVのヴィクラム・チャンドラ氏とのインタビューに応じ、Appleのインドへの関心について語った。iPhoneは高すぎるのではないか、特に米国以外の国では一部の機能が利用できないことを考えると高すぎるのではないかという質問に対し、クックCEOは価格が少々高すぎると認めた。

「インドでの収益性は大幅に低下していますが、それでも価格が高いことは認識しています」とクック氏は述べた。「私たちは、時間をかけて可能な限り価格を下げる取り組みを行いたいと考えており、そのために様々な対策を検討しています。」

クックCEOは、関税と税金が重なって輸入iPhoneの価格が米国よりも高くなると説明した。Appleが自国でiPhoneの価格を安くすることはなさそうだが、同CEOの発言はiPhoneが欲しいのに買えない発展途上国のAppleファンにとっては励みになるだろう。

iPhoneは価格が下がるかもしれないが、ティム・クック氏はAppleの「品質基準」は決して下がらないと断言した。同社は優れた製品を作りたいと考えているため、低価格帯では競争できないとクック氏は述べている。

「私たちは最高のものを作ることに尽力しています。つまり、他の価格帯の製品には手を出さないということです。自分たちが誇りに思えないような製品を作ることは決してありません」とクック氏は断言した。「私はそうした市場に参入したくありませんし、参入したいという願望もありません。」

ティムは基本的に、貧しい人々のために素晴らしい携帯電話を作る気はありません。むしろ、インドの誰もがアメリカ価格でiPhoneを購入できるようになることを望んでいますが、その時期が来るまでにはおそらく何年も待たなければならないでしょう。

インタビュー全編は以下からご覧いただけます。廉価版iPhoneについての議論は14分あたりから始まります。

出典: BI