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写真:elizabethwarren.com
民主党大統領候補のエリザベス・ウォーレン氏は、性差別的とされるApple Cardの騒動について発言した。ウォーレン氏はApple Cardの提携先であるゴールドマン・サックスを批判し、信用スコアを決定するアルゴリズムの仕組みを説明できないのであれば、ゴールドマン・サックスは「そのシステムを停止させるべきだ」と述べた。
Apple Cardに関する苦情は先週、起業家のデビッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏が、妻の20倍の限度額を提示されたと主張したことから始まった。Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏も同様の主張をしている。
ゴールドマン・サックスは声明で、「ゴールドマン・サックスは、信用力を判断する際に、性別、人種、年齢、性的指向、その他法的に禁止されている要素に基づいて判断を下したことはなく、今後も決して行いません」と述べた。同行は、顧客の懸念を引き起こした事例については再調査を行うと述べた。
しかし、ウォーレン氏はこれは容認できないと考えた。影響を受けた顧客が状況を調査するために銀行に連絡する必要はないはずだと彼女は述べた。
ウォーレン氏はブルームバーグに対し、ゴールドマンが使用しているアルゴリズムの影響を正確に説明するのはゴールドマンの責任だと述べた。「もしそれができないのであれば、廃止すべきです」と彼女は述べた。「アルゴリズムの良し悪しは、そこに詰め込まれるデータの質にかかっているということを、私たちはより深く理解し始めています。」
エリザベス・ウォーレン:Apple Cardとその先
ウォーレン氏の発言は、Apple Cardとの提携における財務面を担当するゴールドマン・サックスを特に非難している。しかし、Appleにも責任の一端があると主張する人もいる。今週初めの投稿で、私はアルゴリズムによるバイアスがAppleに悪影響を及ぼしていると主張した。
ウォーレン氏がアップルを批判するのは今回が初めてではない。2016年には、アップルがApp Storeの支配力を乱用して競争を阻害していると非難した。最近では、巨大テック企業が「競争を破壊している」として、巨大テック企業の分割を提案した。9月には、アップルは「力が強すぎる」とツイートし、「#BreakUpBigTech(巨大テックを解体せよ)」というハッシュタグをつけた。
出典:ブルームバーグ