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HP社が先週、販売数が少なく小売店の拒否により生産中止にしたタッチパッドについて、同社がパソコン製造事業を分社化すれば再び復活する可能性があると、中国の幹部が火曜日に語った。
「タブレットコンピューティングは市場において間違いなく重要なセグメントです」と、HPパーソナルシステムズグループCEOのトッド・ブラッドリー氏は中国でロイター通信に語った。北京訪問はWebOSを中国市場に売り込むためではないとブラッドリー氏は強調した。しかしながら、同氏はロイター通信に対し、「複数の」企業がこのOSの採用に関心を示していると語った。サムスンもその一つかもしれない。既報の通り、携帯電話・タブレットメーカーの同社は、Appleに対する自社の地位を強化するためにWebOSに注目している。
HPはまた、IBMがパーソナルコンピューティング事業をレノボに売却したような戦略を同社が採用するかもしれないという憶測を撤回した。「数字は、その戦略がうまくいくことを裏付けていない」とブラッドリー氏は述べ、エイサーの初の四半期損失を指摘した。エイサーは2007年にゲートウェイを買収した。
代わりに、同幹部はHPのパーソナルコンピューティング部門のスピンオフを主導する計画で、ロイター通信によると、この動きは「HPの株主に『最高の価値』をもたらす」ことになるという。HPの今後の動きに関する決定は、12月に開催される次回の取締役会で明らかになる可能性がある。