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1978年、Apple Corpsは裁判でAppleに対し、音楽業界への参入を一切認めないことに同意させることに成功しました。Appleはその後20年以上にわたり、この禁止措置を着実に撤廃していきました。そして2007年の和解により、Apple Corpsの商標の大部分がApple Inc.に譲渡されました。そしてこの和解は、最終的に2010年後半にiTunesでビートルズの楽曲が配信されることにつながりました。
不思議なことに、Apple Corpsの商標のうち、Appleが取得できなかったものが一つあります。それは、Apple Corpsの特徴的なフルーツのようなロゴです。しかし、この状況は変わり、Appleは2011年3月11日に欧州商標庁にApple Corpsのグラニースミスアップルロゴを出願しました。この出願は、コンピュータハードウェア、オンラインソーシャルネットワーキングサービス、楽器、ゲーム、衣料、広告、放送など、あらゆる分野を対象としています。
商標紛争において、相手方の公式ロゴをコントロールすることは、いわば致命傷と言えるでしょう。23年を経て、Apple CorpsとAppleの紛争はついに終結したようです。