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Appleは新型MacBook AirとMac miniを発表した際、ワイヤレス規格Bluetoothの最新バージョンも搭載しました。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、デバイスハブとクラウド向けの技術開発において主導的な役割を担っており、今回のBluetooth 4.0の採用はこうした動きと軌を一にしています。
Bluetooth 4.0 には、「クラシック Bluetooth」に加えて、最大範囲が 160 フィートの低電力デバイス向けに設計された「Bluetooth Low Energy」プロトコルや、Wi-Fi のような「Bluetooth High Speed」オプションも含まれています。
この最新バージョンのBluetoothは昨年6月から利用可能でしたが、Appleは新型iMacとMacBook ProにBluetooth 2.1 + EDR(拡張データレート)を採用していました。Airとminiの最新のハードウェアアップデートでは、Bluetooth 3.0を一気に4.0へと進化させました。
なぜ今、このような転換が起こったのでしょうか?そのきっかけは、Appleが先月Bluetooth Special Interest Groupの取締役会に加わったことかもしれません。当時、AppleはBluetooth 4.0規格の開発を支援するとされていました。
もう一つの理由は、Appleが他のデバイスのハブとして機能するThunderbolt Displayと、Mac用のLEDバックライト付きモニターを発表したことに関係している可能性があります。Appleは現在、Bluetoothを、クラウドへの情報保存など、データを利用する「ハブデバイス」と連携させるものと見ています。同グループは、Appleの関与により「Bluetooth v4.0のスムーズな成長軌道が確保される」と発表しました。