AppleはiPhone 6のNFCチップが発売時点ではApple Pay専用であると発表

AppleはiPhone 6のNFCチップが発売時点ではApple Pay専用であると発表

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AppleはiPhone 6のNFCチップが発売時点ではApple Pay専用であると発表
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iPhone6NFC

AppleはついにiPhone 6と6 PlusにNFCを搭載しました。しかし、この新しいNFCチップでスピーカーのペアリングやお気に入りのアプリへのNFCタグの統合が可能になることを期待していた方は、もう少し待つ必要があります。少なくとも今のところ、AppleはNFCチップをロックダウンしています。

Appleの情報筋はCult of Macに対し、今週発売されるiPhone 6と6 PlusのNFCチップはApple Payにのみ使用されると確認した。

iPhone 5sのTouch IDと同様に、Appleは発売当初からNFCを開発者から閉ざしています。NFCチップの将来計画についてはコメントを控えていますが、iPhone 5sのTouch IDとは異なり、iPhone 6の主要機能としてNFCを追加することを宣伝するマーケティング資料は見当たりません。NFCはApple Payの構成要素としてのみ宣伝されているからです。

NFC製品は、デバイスのペアリング、ファイルの共有、アプリの起動、さらには家全体の自動化など、様々な用途に活用できます。Bluetooth LEは、AppleがiBeaconやその他の位置情報サービスに採用している通信プロトコルですが、NFCチップを開発者に開放することで、将来的にiPhoneの機能が急速に拡張される可能性があります。

PC Advisor が RapidNFC で話を聞いた専門家によると、Apple が iPhone 6 および 6 Plus で使用している NXP 製の NFC チップは、NFC コントローラへのオープン アクセスを提供できる可能性があるとのことで、将来 NFC API が登場することを期待している開発者にとってすべてが失われたわけではない。

Appleは既に、NFCチップがApple Pay以外にも様々な機能を備えていることを実証しています。例えば、先週のAppleイベントでは、Apple WatchがNFCを使ってホテルの部屋のロックを解除するデモが行われました。これは、NFCがすべての開発者に公開される前に、一部のパートナー企業がNFCアクセスを取得することを示唆しています。

タッチレス決済システムはまったく新しいものであることを考慮すると、Apple が NFC をテストしながらアクセスを厳重にしておきたいと考えるのも不思議ではありません。