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写真:アンドリュー・ブトコ/ウィキメディアCC
アップルは、紛争地域がアップルマップ上でどのように表示されるかをめぐって憤慨しているロシア政府と協議した後、クリミアをロシアに引き渡すことに同意した。
アップルマップは現在、ロシアが2014年にウクライナから併合したクリミアをロシア領土の一部として表示している。
しかし、 BBCの報道によると、この変更はロシア国内のアプリにのみ反映されている。他の地域では、Appleマップはクリミアをどの国にも属さない表示となっている。同様に、Googleマップでもクリミアはロシア語表記で表示されているにもかかわらず、ロシアにもウクライナにも属さない表示となっている。
アップル社はまた、ロシアの下院である国家院の要請により、セヴァストポリとシンフェロポリの2つの都市にも変更を加えた。
BBCによると、アップルのチームは、クリミアの表示に関するロシア当局の「不正確さ」をめぐってロシア政府と協議を行っていた。アップルは当初、クリミアを未定義の領土として表示することを提案していた。
しかし、Appleはロシア版マップアプリについては明らかに黙認したようだ。ロシア下院関係者の声明によると、Appleはロシア憲法を遵守しているという。
出典:BBCニュース