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アナリストが発表する数字を投機筋が取り上げ、見出しにしてしまうことがあります。例えば、CanalysがAndroidがiPhoneの販売台数を上回っているというデータを発表した時がそうでした。しかし、真のストーリーは細部、あるいは今日のようにコメントの中に埋もれている場合が多いのです。
GoogleのAndroidの売上がAppleをはるかに上回っているという見出しはさておき、Canalysのアナリスト、ホレス・デディウ氏は、これらの数字を客観的に分析しています。「Androidは主にiPhoneではなく、非消費デバイスと競合しています。Androidの購入者は、AndroidとiPhoneのどちらかを選ぶのではなく、Androidと低スペックの携帯電話のどちらかを選んでいるのです」と、彼はasymco.comのブログに書いています。
彼はまた、カリフォルニア州クパティーノに本社を置くApple社のiPhoneの売上が前四半期にわずか61%しか伸びなかったことを指摘する。これは同社が謎めいた「チャネルドレイン(市場流出)」と呼んでいる現象のせいだ。つまり、AppleはiPhone 4を発表した直後、売上が90%伸びていたiPhone 3GSの出荷を停止したのだ。
iPhoneユーザーの不安を解消するさらなる情報:AndroidがiOSプラットフォームを凌駕しているのは地理的な要因だ。Androidの売上の65%は米国内で行われているのに対し、iPhoneの売上は70%が米国外で発生している。さらに、米国のキャリアがiPhoneやRIMに対抗するためにAndroidに参入しているという事実も加えると、心配する必要はさらに少なくなるだろうとアナリストは述べている。
さて、ここであなたの激しい憶測に戻りましょう。
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