- ニュース

写真:Cult of Mac / Picturesofmoney
Appleは、オーストラリアの銀行がApple Payへの対応を渋っていることに不満を抱いている。実際、Appleは銀行を「カルテル」のように行動していると非難し、その要求はAppleとその顧客にとってセキュリティ上のリスクとなると主張している。
オーストラリアの大手銀行4行(ベンディゴ・アンド・アデレード銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行、ナショナル・オーストラリア銀行、ウエストパック銀行)からの苦情は、Appleが他の銀行アプリにiPhoneハードウェアの使用を許可せず、むしろAppleユーザーにApple Payを採用させるためにNFC決済オプションを制限しているという事実を中心に展開されている。
「アップルが自社製品の近距離無線通信機能へのアクセスをサードパーティ製アプリに一切提供しないという姿勢は、同社を他のハードウェアメーカーとは一線を画している」と4行はオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)への苦情の中で述べている。
一方、アップルは、銀行を「カルテル」とみなし、イノベーションを遅らせ、現在保有しているオーストラリアのクレジットカード残高の66%と家計預金の70%を守ろうとしているとして非難している。
「申請銀行による要請は、カルテル構成員同士の競争から銀行を守ることで、イノベーションを鈍らせ、選択肢を狭めることになるだろう」とアップルは指摘する。「銀行がカルテルを形成し、新たなビジネスモデルやサービスの条件を共同で決定することを認めれば、問題のある前例となり、破壊的になりかねない新たな技術の導入を遅らせることになるだろう。」
Appleはまた、セキュリティ上の理由からiPhoneのNFC技術を公開していないことを明確にしている。「当社のハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスは、可能な限り最高のセキュリティを提供できるよう、高度に統合された形で構築されています」と同社は述べている。
Apple が世界中で Apple Pay を積極的に拡大し続ける中、この問題や、同様の問題についてはまだ何も聞いていないような気がする。
出典: AFR
経由: Mashable