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写真:(ディズニー/ABC/ハイディ・ガットマン)
両社がビデオストリーミングサービスを推進する中、ディズニーのCEOボブ・アイガー氏のアップル社取締役の地位が危ぶまれるかもしれない。
アップルはまだアイガー氏に辞任を求めていないが、新たな報道は、両社の関係が間もなく非常に対立的なものになる可能性を示唆している。ディズニーとアップルは、スティーブ・ジョブズ氏からピクサーを買収して以来、緊密な関係を築いてきた。今、両社は熾烈なライバル関係に陥りそうだ。
ジョブズは売却後、ディズニーの筆頭株主となった。また、ディズニーの取締役に就任し、死去するまでその職を務めた。アイガーは2011年にアップルの取締役に就任した。
アイガーは出かけるのか?
アップルが最近提出した委任状説明書は、アイガー氏とアップルの関係が希薄であることを示しています。同社はディズニーと「独立した商取引」を行っているとしていますが、ブルームバーグによると、アイガー氏はこれらの取引に「重大な直接的または間接的な利害関係」を有していないと付け加えています。
両社は2019年にストリーミング動画サービスを開始する予定です。アイガー氏はこれらの製品に関する会話には触れない可能性が高いでしょう。しかし、アップルが新たな収益源となるサービスを追求していく中で、アイガー氏が貢献できる分野は狭まる可能性があります。
Appleも、元Google CEOのエリック・シュミット氏と同様の苦境に立たされている。両社がスマートフォン分野で激しい競争を繰り広げる中、ジョブズ氏はシュミット氏にAppleの取締役からの退任を要請した。ジョブズ氏はGoogleがAppleのiOSソフトウェアを盗作したと非難した。
動画配信サービスで競合しているにもかかわらず、AppleのCEOティム・クック氏とアイガー氏は良好な関係を築いているようだ。二人は公の場で互いを称賛し合い、サンバレーカンファレンスではエディ・キュー氏と談笑する姿が目撃されている。Appleはディズニーも買収候補に挙げている。ディズニーの時価総額は1700億ドル弱だが、Appleは買収を容認できるだろう。