- アップルの歴史

写真:Apple
2004 年 8 月 10 日: iTunes Music Store のカタログが米国で 100 万曲に達しました。これはオンライン音楽サービスとしては初めてのことです。
iTunes Music Store は、5 大レコード レーベルと 600 のインディーズ レーベルの音楽を揃え、ダウンロードされた曲の数は 1 億曲を超え、正式に世界第 1 位のオンライン音楽サービスとしての地位を確立しました。
「iTunes Music Storeは、100万曲を超える世界最大級のダウンロード可能な音楽コレクションを提供しています」と、Appleのアプリケーション担当副社長、エディ・キュー氏はプレスリリースで述べています。「100万曲以上の楽曲、600以上のインディーズレーベル、そして数々の革新的な機能を備えたiTunesは、音楽を発見しダウンロードするための究極の場所です。」
iTunesがサービスを開始したばかりの頃、よく使っていたことを覚えています。2003年4月28日にiTunes Music Storeがスタートした当時は、Napsterのようなダウンロードサービスよりもはるかに使いやすかったです。1年半後に100万曲という節目を迎えたことで、多くの音楽ファンにとって満足のいくサービスになったと言えるでしょう。その時点で、iTunesは合法音楽市場を席巻し、シングルとアルバムのダウンロード市場シェアは驚異の70%に達していました。
もちろん、今日では100万曲というのは比較的少ない数字です。大手ストリーミング音楽サービスはすべて「カタログに3000万曲」という統計を掲げており、Spotify、Tidal、そしてApple Musicも同様です。市場リーダーのSpotifyは、毎日2万曲以上の新曲を追加していると主張しています。
一方、iTunesは2010年2月に世界最大の音楽配信サービスとなって以来、着実に衰退を続けています。累計販売数は約400億曲に達しているにもかかわらず、インターフェースの抜本的な刷新が急務となっています。一方、Appleはダウンロードからストリーミングへと注力路線を転換しています。今秋のmacOS Sierraでは、iTunesアプリ内でApple Musicに誘導されるようになっています。
この「今日のAppleの歴史」は、Appleがオンライン音楽市場の初期の覇者であったことを改めて認識させてくれるものです。iTunesを初めて使った時の体験はどんなものでしたか?ぜひ下のコメント欄にご記入ください。

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Appleの歴史における今日の出来事:
1998年8月10日:テクノロジー系メディアが、Appleがソースコードをオープンソースとして開発者に公開すべきだという開発者からの提案を報じた。開発者たちは、そうすることでAppleはより管理されたWindows環境との差別化をさらに図ることができると主張した。また、InfoWorldが表現したように、「Linuxの台頭による深刻な脅威」からAppleを守ることもできるだろうと指摘した。
Apple CEO のスティーブ・ジョブズ氏が、部下の一人からこの請願書(完全に無視された)について知らされた時の反応を見てみたかった。