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写真イラスト:Cult of Mac
人々はAppleの悲観的な見通しを好んで立てるものだ。しかし、それは実は良い結果をもたらすかもしれない。少なくとも投資家にとっては。
モルガン・スタンレーのアナリストによると、Appleの業績は、同社の事業に対する現在のネガティブな認識をはるかに上回っている。そして、それは次回の決算発表で大きな成果をもたらすだろう。
アナリストのケイティ・ヒューバティ氏は顧客向けメモで「投資家心理のネガティブな側面、6月のサービス業の加速の可能性、そして9月のガイダンスのハードルが低いことなどから、われわれは引き続き業績に対して前向きな見方を維持している」と指摘した。
このネガティブな状況を受けて、モルガン・スタンレーはアップル株が過小評価されていると判断し、目標株価を231ドルから247ドルに引き上げました。
現在、Appleの株価は207.22ドルで取引されています。時価総額は9,534億ドルで、1兆ドルの節目まではまだ500億ドル弱です。これはAppleが昨年夏に1兆ドルの節目を達成した数字で、同社は史上初の上場企業となりました。その後、AmazonとMicrosoftもこれに続きました。
ハバティ氏は、Appleのサービス部門が今年第3四半期に勢いを増すと予想している。具体的には、2018年3月以来初めて成長が加速すると見ている。これは「投資家の信頼感」を高める可能性が高い。
アップルの株価は今年30%以上上昇しました。次回の決算発表は7月30日です。
誰もが納得しているわけではない
しかし、誰もがモルガン・スタンレーほど楽観的というわけではない。(これは、同社の主張をある程度裏付けていると言えるだろう。)CNBCの「マッド・マネー」司会者ジム・クレイマー氏は、同社の評価に完全に納得しているわけではない。
クレイマー氏は、今アップル株を買うのは「間違い」だと考えている。「この上昇局面では、四半期が始まる前に大幅な株価下落がない限り、アップル株を買うのは間違いだ」と同氏は述べた。「強気派と弱気派の差はあまりにも大きく、アップルを攻略するのは不可能だ」
出典:CNBC