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写真:Apple
株主諮問グループは、アップルの投資家に対し、昨年最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏に支給された9,900万ドルの報酬パッケージに反対票を投じるよう呼びかけている。
インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシズ(ISS)は、前年比1480万ドル増額となった今回の株式公開の「内容と規模」について「重大な懸念」を抱いていると述べた。しかし、最終決定を下すのは投資家ではなく、Appleの取締役会である。
クック氏の9900万ドルの報酬パッケージが危機に
2011年にクック氏がCEOに就任して以来、Appleはますます力をつけてきました。スティーブ・ジョブズ氏が率いたiPhoneやiPadのように業界に革命をもたらしたわけではないかもしれませんが、Appleはまさに巨大な企業です。
Appleは現在、世界で最も価値のある企業であり、時価総額3兆ドルを突破した最初の企業です。iPhone、Mac、そしてAppleの様々なサービスの好調な売上を背景に、記録的な利益を上げ続けています。
株主もクック氏の在任期間の恩恵を受けており、就任以来、株主の利益は1,000%以上増加している。しかしISSは現在、株主に対し、クック氏の最新の報酬パッケージに反対票を投じるよう呼びかけている。
ISSは「賞金の半分は業績基準を欠いている」と述べた。また、警備費用やプライベートジェットの費用を含む9,900万ドルの賞金は、Apple従業員の平均賃金の1,447倍に上ると指摘した。
アップルの取締役会が最終決定を下す
ISSがAppleの報酬体系に異議を唱えるのは7年ぶりだ。そして、ISSの報酬阻止の試みは、事態に変化をもたらす可能性は低い。BBCの報道によると、昨年は株主の95%がクック氏の報酬に賛成票を投じた。
今年の株主総会は3月の第1週に開催されます。株主の皆様には再度投票の機会が与えられます。ただし、これらの投票はあくまでも諮問的なものであり、最終決定はAppleの取締役会の責任となります。