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マイクロソフトの iPad キラーとなるはずだった製品が完全な失望に終わったことは周知の事実だが、同社の常に楽観的な CEO であるスティーブ・バルマー氏は現在、従業員に対して Surface が失敗作であったことを認めている。
バルマー氏は昨日、マイクロソフトのキャンパスで同社の四半期業績を発表して士気を高めるための「部隊結集」イベントを開催したが、イベントに出席した人々によると、バルマー氏はSurfaceを成功させようとしてきたがいかに期待外れだったかを詳しく語ったという。
Neowinによると、バルマー氏はグループに対し、「販売できる数よりも少し多いデバイスを製造した」と語った。その後、バルマー氏はWindows 8の普及が期待したほど早く進んでおらず、Microsoftも期待したほどWindowsデバイスを販売していないことを認めた。
マイクロソフトは、iPad反対の広告満載の大規模なメディアキャンペーンからハードウェアの大幅値引きまで、Surfaceを売るためにあらゆる手を尽くしてきたが、消費者にAppleのタブレット、さらにはNexus 7やKindle Fire HDよりもSurfaceを選ぶよう説得するのに成功したものは何もなかった。
しかし、バルムドッグ氏の目には、未来はそれほど暗いものではない。マイクロソフトは前四半期にSurfaceの売上で9億ドルの損失を被ったにもかかわらず、InstagramにWindows Phone用アプリの開発を促そうと懸命に取り組んでいるという。また、マイクロソフトは既に次世代Surfaceの計画を進めており、そこには新しいQualcomm Snapdragon 800プロセッサが搭載される可能性もあるという。
出典: Neowin
出典: The Verge
画像: ジム・メリシュー/ Wired