AT&T、iPhoneデータ使用量の多いユーザーを2G速度に制限開始

AT&T、iPhoneデータ使用量の多いユーザーを2G速度に制限開始

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AT&T、iPhoneデータ使用量の多いユーザーを2G速度に制限開始
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(写真/TipB.com)
(写真/TipB.com)

iPhone 4Sに4Gがないと文句を言っているなら、本当の失望を覚悟してください。2Gの速度です。AT&Tがデータ通信利用者の上位5%の速度をカタツムリ並みに抑えるという動きは、多くのiPhoneユーザーにとって歓迎されないクリスマスプレゼントです。

AT&Tは加入者にテキストメッセージでこのニュースを伝えているようです。メッセージにはこう書かれています。「お客様のデータ使用量は上位5%に入っています。現在の請求期間の残りの期間、データ速度が低下する可能性があります。」

今年初め、AT&Tが10月から一部アカウントの通信速度を低下させる決定をしたことをお伝えしました。この速度低下の影響を受ける5%に入るには、どれくらいのデータ通信量を消費する必要があるかは不明ですが、AT&Tは以前から、この措置は無制限プランの脱獄ユーザーで、テザリング用のCydiaハックを使ってAT&Tの公式テザリングプランへの加入を回避しているユーザーにのみ影響すると明言しています。

iPhoneがAT&Tの第4四半期のスマートフォン販売台数を過去最高に伸ばす可能性があるというのは皮肉なことです。今朝、AT&Tは自社のネットワークが「iPhone 4Sユーザーがダウンロード速度を3倍に高め、通話とネットサーフィンを同時に楽しめる」唯一のネットワークだと宣言しました。

他の通信事業者がAT&Tに追随するかどうかは不明ですが、データ通信量制限なしを誇るSprintにとって、今回の動きは有利になる可能性があります。結果がどうであれ、iPhoneユーザーが「ウォール街を占拠せよ」のスローガンを唱えているのが聞こえてきそうです。「私たちは5%だ」と。