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台湾の半導体およびタッチスクリーンメーカーであるエラン・マイクロエレクトロニクス社は、特許侵害を理由に、ほぼ手のひらサイズのiPadを含む一部のアップル社の製品の輸入と販売を禁止するよう米国国際貿易委員会に要請した。
エランは本日の電子メールによる声明で、アップルのiPhone、iPod Touch、MacBook、マジックマウス、iPadは、2本以上の指の同時存在を検知する技術を使っているが、これがエランが1998年に取得した特許「352」を侵害していると主張していると述べた。
「私たちの目標は、当社の技術を守り、米国でのこれらの製品の販売を阻止することです」とエランの広報担当者デニス・リュー氏はブルームバーグに語った。
「スマート・ヒューマン・インターフェースの専門家」を自称するElanが、AppleにeFingerを提供しようとしたのは今回が初めてではない。同社は昨年4月、別のタッチスクリーン特許「353」をめぐって、カリフォルニアの裁判所にAppleを相手取って訴訟を起こしている。
アップル社はこの訴訟についてまだコメントしていない。
確かなことが一つある。両大陸の特許弁護士は、常に最新の技術動向に気を配っているだろう。3月2日、Appleは台湾のHTC社を相手取り、特許侵害を理由にITCに提訴したが、両訴訟には関連性はない。