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写真:Apple
AppleはWWDCのステージで、iOS 12はiPhoneの現行OSよりも優れたパフォーマンスを提供すると約束しました。そして、最初のベータ版のテストでは、古いデバイスでもその約束が裏付けられているようです。
iOS 12 ベータ1とバージョン11.4を並べて比較すると、速度が明らかに向上していることがわかります。ベンチマークスコアはわずかな向上を示しています。
実際のパフォーマンスの違いを検証するため、iupdateosはiOS 12ベータ1を搭載したiPhone 8とiOS 11.4を搭載したiPhone 8を並べて比較しました。その結果、iOS 12搭載デバイスは、Apple純正アプリとサードパーティ製アプリの両方において、ほぼ常に高速であることが分かりました。
AppleはWWDCで、アプリケーションの起動が最大40%高速化すると明言しました。この動画ではそこまで劇的な速度向上は見られませんが、iOS 12はまだ初期段階です。
キーボードの起動速度が最大50%高速化するという約束もありました。しかし、並べて比較した動画では、iOS 12とiOS 11.4でキーボードが同じように速く起動していることが示されています。
iupdateos が新しい iOS 12 ベータ版を搭載した iPhone 8 で実行した Geeekbench テストでは、マルチコア スコアは 10469 だったのに対し、iOS 114 を実行中のもう 1 つの iPhone 8 のスコアは 10073 でした。
iPhone 5sでのiOS 12のパフォーマンス
iOS 12がほぼ新品のモデルで問題なく動作するというのは素晴らしいことですが、iPhone 5sのようなかなり古い機種ではどうでしょうか?iAppleBytesは、2013年製の2つのデバイスを並べて比較しました。
この実際のテストでは、最新バージョンを実行している端末は、iOS 11.4 よりも速く起動し、ほとんどの場合、アプリケーションをより速く起動しました。
そしてこのテストでは、iOS 12 キーボードの開きが大幅に速くなりました。
Geekbenchマルチコアテストでは、Appleの新しいベータ版を実行しているユニットは2265のスコアを記録したのに対し、iOS 11は2223だった。これは事実上の同点であり、ベンチマークテストがすべてを物語るわけではないことが実証されている。
なお、これらのテストはすべて、iOS 12の開発者向けベータ版で行われたことをご承知おきください。企業は通常、開発プロセスの後半になるまで速度向上に注力しません。そのため、Appleの次期OSには大きな可能性が秘められています。とはいえ、当初の期待に応えられるかどうかは、時が経てば分かることでしょう。