アップル副社長、透明性の欠如を理由にトランプ政権のEPAを批判

アップル副社長、透明性の欠如を理由にトランプ政権のEPAを批判

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アップル副社長、透明性の欠如を理由にトランプ政権のEPAを批判
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ジャクソン
リサ・ジャクソン氏は、アップルは耐久性のある製品の開発に注力すべきだと述べた。
写真​​:アップル

アップルの環境・政策・社会イニシアチブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソン氏は、トランプ政権が環境保護庁(EPA)に打撃を与えていると批判した。ジャクソン氏は、アップルに現職に就く前、オバマ大統領の任期1期目にEPAの長官を務めていた。

「EPAは民主党員、共和党員によって運営されてきたが、その40年以上の歴史において、透明性を欠くというEPAの信頼性を失墜させかねないことを決意しているような人物によって運営されたことは一度もない」とジャクソン氏はテッククランチ・ディスラプト・カンファレンスの聴衆に語った。

ジャクソン氏は具体的な批判点を明言しなかったが、トランプ大統領の環境問題への取り組みは就任以来、幾度となく疑問視されてきた。今年初め、EPAのウェブサイトは気候変動に関する情報を削除するために更新された。

Appleと環境

ジャクソン氏はまた、アップルの環境に対する取り組みについても話し、同社が修理可能なデバイスを作ることに関心がなく、ユーザーに交換を強いている現状とこれを一致させようとした。

「修理のしやすさが寿命に直結するとは言えないと思います」とジャクソン氏は述べた。彼女自身は、不必要な修理や交換を必要としない耐久性の高いデバイスを作ることに重点を置いているという。さらに、Appleは将来のiPhone向けに新たな持続可能な素材の開発に注力していると述べた。「レアアースなどの素材を検討しています」と彼女は付け加えた。ご存知の通り、iPhoneには100種類以上の素材が使われている。それらをどのように[サプライ]チェーンに取り戻すかを検討しているのだ。

リサ・ジャクソンはアップルでの業務に加え、自動運転車などの技術に関して米国運輸省に自動化関連の勧告を行うことを目的とした諮問委員会にも所属している。

出典: TechCrunch