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写真:Ed Hardy/Cult of Mac
iPhoneに搭載されているポルノコンテンツブロッカーは、長い間、「アジア人」という単語が含まれているというだけで検索をブロックしていました。AppleはiOS 14.5の最新ベータ版でこの問題を修正したと報じられています。しかし、プレリリース版ソフトウェアを使用していないユーザーにとっては、依然として問題が残っています。
この問題はしばらく前から存在していましたが、2月に大きく報道されました。どうやらこれがAppleを動かすきっかけとなったようです。Mashableによると、最新のiOS 14.5ベータ版ではこの制限が解除されているとのことです。
しかし、Cult of Macによるテストでは、この問題は最新の iPadOS 14.5 ベータ版でも引き続き発生する可能性があることが示されているようです。
スクリーンタイムがアダルトサイトをブロックしようとしている
問題は、スクリーンタイムのアダルトコンテンツのブロック機能が行き過ぎていることです。ユーザーは、お子様のデバイスにこの機能を設定することで、ポルノから遠ざけることができます。このフィルターは、ポルノ検索でよく使われるキーワードを含むGoogle検索をブロックしていたようです。「アジア人」といった無害な言葉に加え、「ティーン」「アマチュア」「成熟」といった言葉も含まれていました。
この問題は、アトランタで銃撃犯がアジア系女性8人を殺害した後に浮き彫りになりました。アダルトサイト制限機能が有効になっているデバイスでは、例えば「アトランタ アジア系殺人事件」といった検索ができませんでした。
限定的な回避策
ポルノ フィルターは、[設定] > [スクリーンタイム] > [コンテンツとプライバシーの制限] > [コンテンツの制限] > [Web コンテンツ] > [アダルト Web サイトの制限]に移動すると有効になります。
このフィルターはそのままに、お子様にアジア関連のトピックを検索させたい場合は、Googleをホワイトリストに追加することができます。上記の画面には「常に許可」セクションがあります。これにgoogle.comなどの検索エンジンを追加すると、すべての検索が許可されますが、不適切なウェブサイトにアクセスできなくなります。