- レビュー

今朝、写真ファンにとって嬉しいことに、British Journal of Photography の公式 iPad アプリがリリースされました。
第1号は無料でダウンロードできます(容量節約派の方には400MB)。でも、帯域幅の割には充実した内容です。静止画から動画へと移行した写真家たちの特集記事もあります(モデルが瞬きをする、やや違和感のあるアニメーションの表紙写真は、Tumblrでは見かけるけれどBJPでは見られないようなものなので、そういうのが理由です)。
また、アントン・コービン氏へのインタビュー、ウクライナの警察の尋問手法を示す感動的な一連の画像、iPad を個人的な出版プラットフォームとして採用した写真家へのインタビュー、オリンパス ペン EP-3、キヤノン EOS 60D、Final Cut Pro X などの最新のカメラキットのレビューも掲載されています。
これらすべてが、魅力的で情報豊富なパッケージに仕上がっています。パフォーマンスは概ね非常にスムーズです(この雑誌は多くの印刷雑誌出版社が採用しているMag+システムに基づいて構築されています)。しかし、特に長いテキストをページングする際に、時折動作が遅くなることがありました。
BJPは伝統的に、写真で生計を立てているプロのための雑誌です。レビューの中には非常に専門的なものや、聞いたことのないプロ写真家への言及が満載のインタビューもありますが、だからといって読むのをためらう必要はありません。写真業界に関する雑誌ではありますが、他の業界誌とは異なります。写真の芸術、実践、ビジネスに強い関心をお持ちなら、この無料版の初版は読む価値があります。今後発行される有料版もきっと魅力的に映るでしょう。(BJPに1冊あたりの価格を問い合わせましたが、まだ回答を得られていません。回答が得られ次第、この記事を更新します。)
最新情報: BJPのトム・ロイヤル氏から連絡があり、「BJP iPadの今後の発行分の価格はまだ未定です。決定前に、この号に関するフィードバックを伺いたいと思っています。」とのことです。
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