
iTunes Storeが新たなシネプレックスになる? 想像するほど突飛な話ではない。2ヶ月連続で著名な映画監督が本日、AppleのiTunes独占配信映画を発表したのだ。『ブラザーズ・マクマレン』や『シーズ・ザ・ワン』のエドワード・バーンズ監督は、ニューヨーク・タイムズ紙で、ウェス・アンダーソン監督に倣い、11月20日に自身の映画『パープル・バイオレット』をiTunes独占配信すると発表した。
「無名の俳優たちをキャストに起用して映画を作るインディーズ映画監督にとって、これがモデルになるかどうかは分かりません」と、デブラ・メッシング、セルマ・ブレア、パトリック・ウィルソンと共演するバーンズ氏は語った。「でも、今はアートハウス系の映画館よりも、自宅の地下室にもっと良い上映室を持っている人がたくさんいます。だから、これらの映画を、最も意識の高い瞬間に見たい人に届けるには、もっと良い方法があるはずだと思いました」
専門家たちは当然のことながら、これをAppleがついにiTunesでの映画配信に本腰を入れようとしている兆候だと捉えている。同社はiTunesを通じた音楽やテレビ番組の販売で大きな成功を収めているものの、映画スタジオの契約は今のところほとんどない。これはAppleにとって初の独占長編映画契約となる。あなたはどう思うだろうか?見事な策略か、それともレディオヘッドのビジネスモデルのパクリか?