- ニュース

写真:グラスゴー大学
ヨーロッパ訪問中、ティム・クックCEOはグラスゴー大学から名誉学位を授与されました。授与式後、アップルCEOはドナルド・トランプ大統領による、イスラム教徒が多数を占める7カ国からの入国を禁止する、現在停止中の移民政策に反対する発言を行いました。
「就労ビザを取得し、家族を米国に連れてきた従業員がいるが、大統領令が発令された時にたまたま米国外にいたため、突然家族が影響を受けた」とクック氏は述べ、この状況を「危機」と表現した。
クック氏はまた、スティーブ・ジョブズ氏がシリア移民の息子であることに触れ、「移民は当社のイノベーションの鍵です。当社は多様性、つまり思考の多様性(D)を基盤としています。異なる背景を持つ人は、一般的に物事の見方が異なります」と述べました。
クック氏が移民規制をめぐって新米大統領と対立するのは今回が初めてではない。かつてヒラリー・クリントン氏の副大統領候補と目されていたクック氏は以前、今回の禁止措置の影響を受けるアップルの従業員は、同社の人事、法務、セキュリティの専門チームを活用できると述べていた。
Appleは、トランプ大統領の渡航および移民の一時的入国禁止を定めた大統領令に反対する法廷意見書に、他の96社のテクノロジー企業とともに署名した。日曜夜遅くに第9巡回控訴裁判所に提出されたこの法廷意見書は、移民は社会と米国経済の双方にとって不可欠であると主張した。
スコットランド訪問中、クック氏はアップルストアを訪れ、絵とタータンチェックのスカーフを贈呈された。スコットランド訪問後、クック氏はロンドンで英国のテリーザ・メイ首相と会談した。ロンドンには間もなくアップルの新本社が開設される予定だ。
今夜、@UofGlasgow コミュニティの一員になれたことを光栄に思います。この素晴らしい大学の教職員と学生の皆さんに感謝します! pic.twitter.com/YpwArFUgGr
— ティム・クック (@tim_cook) 2017年2月8日
出典:BBC