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写真:Mark Chan/Unsplash
Apple初のAirTagアップグレードは発売にさらに近づき、追跡タグは「製造テスト」段階に進んでいると報じられています。同社はAirTag 2を2025年半ばに発売する予定のようです。
コードネームがB589である新しいAirTagsは、見た目は同じだが、範囲が拡大され、プライバシー機能が強化されるとのことだ。
AirTag 2は、より改ざん防止機能を備えた設計になる可能性がある
Appleは2021年4月にAirTagを発売しました。発売から3年半以上が経過しているにもかかわらず、この追跡タグは市場に出回っている他のほとんどの製品よりもはるかに優れています。AirTagは、長いバッテリー駆動時間とAppleの「探す」ネットワークをシームレスに利用できる点が際立っています。しかし、Appleは現状に甘んじているわけではありません。Bloombergのマーク・ガーマン氏がPower Onニュースレターの最新号で述べているように、 AppleはAirTag 2を「来年半ば頃」に発売する予定です。
新型エアタグは現行モデルと同じデザインを維持するとのことです。しかし、内部の変更により、追跡タグのスピーカーの取り外しが困難になります。怪しい業者はスピーカーを無効にした「サイレントエアタグ」を販売していることがよくあります。そのため、バッグや車にこっそりと設置した追跡タグを見つけるのが難しくなります。改ざん防止機能を強化したエアタグの設計は、プライバシー保護に役立ち、望ましくないストーカー行為に利用されることを防ぐでしょう。
より長い範囲をカバーする新しいワイヤレスチップ
その他の変更点としては、通信範囲の拡大を実現する新しい無線チップの搭載が挙げられます。これにより、AirTag 2の高精度な位置情報検出機能がより長距離で機能するようになると考えられます。2023年8月の報道によると、AirTag 2は紛失物の発見を容易にするAR機能を搭載する可能性があるとのことです。
Appleは2025年、複数の主要製品の発売を控えており、多忙な年となる見込みです。同社は来年初め、スマートホームデバイスを操作できる壁掛け型スマートホームディスプレイの発売を計画しています。これは、Mac、iPhone、Apple Watchのラインナップの恒例の年次アップグレードと並行して行われるものです。