- ニュース

フォックスコンの中国工場の劣悪な労働環境については、これまで長らく広く報道されてきたが、こうした報道は労働者がフォックスコンの仕事に応募するのを思いとどまらせるにはほとんど役立っていないようだ。
報道によると、数千人が、Appleの新型iPhone、さらには「iPad mini」の組み立てに携わる可能性のある「夏季の仕事」を確保しようと、同社の成都と鄭州の工場にやって来たという。
MIC Gadgetによると、夏季雇用を確保するために労働者が大挙して成都工場に集まっているという。伝えられるところによると、この雇用の条件はただ一つ、応募者の視力が良好であることだという。
これらの臨時労働者は、Appleの次期iOSデバイスの生産増強のために雇用されている可能性が高い。新型iPhoneが今秋発売されることは分かっており、最近の噂を信じるならば、7.85インチのiPad miniも同時に発売されるだろう。
情報筋によると、新型iPhoneの生産は現在「試作段階」で、ごく小規模に行われているという。しかし、発売が近づくにつれて、生産は本格化する可能性が高い。
MIC Gadgetは1月に、フォックスコンの鄭州工場でも同様の事態が発生したと報じた。工場では200メートルにも及ぶ労働者の列が作られ、雇用を確保しようとしていた。フォックスコンは10万人の増員を計画していると報じられている。報道によると、労働者の基本給は1650元(約2万7000円)からスタートし、査定後には2400~3200元(約3万7000円~5万7000円)に上がる可能性があるという。
賃金は低いものの、フォックスコンの労働者は会社の寮に無料で住み、食費もすべて支給されます。これが、多くの若い労働者が工場に惹きつけられる理由の一つと考えられています。
出典: MIC Gadget
出典: AppleInsider