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写真:Ste Smith/Cult of Mac
アップルはインドでの事業拡大に熱心かもしれないが、政府からは何の恩恵も受けていないのは確かだ。
新たな判決により、スマートフォンの輸入税が10%から15%に引き上げられることが発表されました。これは、インドにおけるAppleの事業に打撃を与えるでしょう。Appleが自らこのコストを負担しない限り、より多くの端末を顧客に届けたいと切望している時期に、iPhoneの価格が上昇することになります。
インド携帯電話協会のパンカジ・モヒンドル会長は金曜日、増税は国内メーカーの発展に寄与するだろうと述べた。
「(今回の措置は)Appleに最も大きな影響を与えるだろう。同社はデバイスの88%をインドに輸入しているからだ」と、カウンターポイント・リサーチのアソシエイトディレクター、タルン・パタク氏はロイター通信に語った。「これはiPhoneの価格上昇につながるか、Appleにインドでの組み立て拡大を迫るかのどちらかになるだろう」
インドにおけるアップルの製造
AppleのメーカーであるWistronは今年初めにインドでiPhoneの生産を開始し、最近はインドでの生産拡大に取り組んでいます。Wistronに加え、AppleのメーカーであるFoxconnとPegatronもインドでの製造拠点の拡大を検討していると報じられています。
Appleがインド市場拡大に熱心であることは間違いないが、インド政府とは幾度となく対立しており、直近では最終組み立てのためにインドに輸出される部品に課せられる10%の輸入関税の免除の可能性をめぐって対立した。(明言はされていないものの、本日の報道では、15%の関税は完成品のスマートフォンにのみ課せられるとされており、部品に対する10%の関税は据え置かれることになる。)
アップルはまた、インド国内に主要な旗艦店をオープンするために必要な許可を得るため、インドで長く困難な闘いを経験してきた。
インド政府は、携帯電話のほかにも、輸入ビデオカメラへの課税を10%から15%に引き上げ、テレビ受像機への輸入関税を10%から20%に引き上げることも発表した。