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カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社のCEOは火曜日のインタビューで、Apple TVはまだ単なる趣味に過ぎないと語った。問題はケーブル業界にある。
ケーブル事業者は「全員にセットトップボックスを無料で、あるいは月額10ドルで提供しています」と、スティーブ・ジョブズはオール・シングス・デジタル・カンファレンスの聴衆に語りました。「これではイノベーションの機会がほぼ潰されてしまいます。誰もセットトップボックスを買おうとしないからです」と彼は言いました。
消費者が既存のケーブルボックス、DVR、DVDプレーヤー、そしてホームエンターテイメントセンターに絡みつく関連ケーブルに、単なるセットトップボックスを追加するだけでは、ジョブズには無意味に思えた。「TiVo、Replay TV、Roku、Vudu、ASUS、そして数ヶ月後にはGoogleに聞いてみてください」と、Appleの共同創業者は冗談めかして言った。インターネットの巨人である同社は最近、Androidオペレーティングシステムを搭載した独自のGoogle TVソフトウェアを発表し、今後発売されるテレビやセットトップボックスに搭載される予定だ。
Apple TVを市場性のあるものにするためには、同社は「セットトップボックスを解体し、さまざまな機能すべてにわたって一貫したUIを備えたゼロから再設計し、消費者が喜んでお金を払えるような形で提供する必要がある」とジョブズ氏は述べ、「現時点ではそれを実現する方法はない」と付け加えた。
こうした姿勢こそが、AppleがApple TVをiPhoneやiPadよりも低い優先順位に置いている理由だ。「より良い、そして実行可能な『市場開拓』戦略が確立されるまで、テレビは負け続けるだろう」とジョブズは語った。
彼は、Appleのメディアボックスファンの多くが聞きたくないフレーズを繰り返した。「Hワード」だ。「きっと私たちより賢い人たちは理解してくれるだろう。でも、だからこそ私たちはApple TVを趣味だと言っている。だからこのフレーズを使っているんだ。」
これらの最新の発言は、Apple TVが依然として実用的な製品であるという報道に疑問を投げかけているようだ。最近の報道によると、カリフォルニア州クパチーノのAppleは、人気のiPhone OSとクラウドコンピューティングのコンセプトを融合させ、番組をストリーミングできるテレビを開発する予定だという。
[AppleInsider経由]