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iPhoneの成功に関する話題は主に米国と欧州に集中していたが、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くApple社が火曜日にアナリストの予想を大きく上回る業績を上げた理由として、あまり語られていないが重要なのが同社の中国進出だったようだ。
アナリストらは、Appleが発表するiPhone販売台数を、実際には870万台と発表していたものの、最大30%も予想を外れた。この差は中国にある可能性がある。
アップルは2009年度上半期に中国でのiPhone販売で13億ドルの利益を上げた。これは前年比200%の増加だと、最高執行責任者のティム・クック氏がバークレーのアナリスト、ベン・ライツェス氏との同社の第2四半期の収益に関する電話会議で語った。
「売上高については、これまで公表したことはないが、今回は特に公表する。ちょうど終了した会計年度の前半の6か月間で、大中華圏からの売上高は約13億ドルで、前年比200%以上の増加となっている」とクック氏はアナリストに語った。
アップルの幹部によると、同社は中国で販売拠点を800カ所追加し、iPhoneの販売台数が9倍に増加したという。これらの数字から判断すると、アップルは中国で約210万台のiPhoneを販売した可能性がある。
携帯電話所有者が5,000万人という潜在市場を考えると、210万人という数字は取るに足らない数字のように思えるかもしれません。しかし、210万人は市場の4%に相当し、これまで失敗と目されていた市場参入において、Appleは目覚ましい成果を上げたと言えるでしょう。
[フォーチュン経由]