
雨の多いイギリスでは、国会議員たちには嬉しい知らせがあるかもしれない。下院運営委員会は、議員全員にiPadと携帯電話のデータプランを支給することを勧告したのだ。費用は比較的少額で、約26万ポンド(約41万5000ドル)とデータプランの費用がかかる。
BBCによると、現在、議員には「事務用」としてノートパソコン2台とデスクトップパソコン3台が支給されている。iPadはこれらのパソコンに加えて支給される予定で、おそらく議員のスタッフが使用するものであり、BitTorrentクライアントをオフィスに置いておくだけではないだろう。
なぜでしょうか?70人の国会議員がすでにiPadを(もちろん経費で)購入しており、主に印刷コストの節約で「数千ポンド」を節約しているからです。
26万ポンドという数字は、650人の議員それぞれに400ポンドのWi-Fi対応iPadを配布することを前提としていますが、委員会は3G/4Gネットワークも利用する計画があるため、この数字は若干の誤差があります。つまり、500ポンドのWi-Fi+4G対応iPadを購入する必要があり、合計32万5000ポンドになります。あるいは、古くて遅くて見苦しいiPad 2を使うか、どちらかを選ぶことになります。
この価格(あれだけのコンピューターのコストに比べれば取るに足らない金額であることは間違いない)でさえ、一部の人々はそれを喜んでいる。納税者同盟の広報担当者、エマ・ブーン氏は、「財政がこれほどまでに悪化している中で、納税者が最も望んでいないのは、議員一人一人に新しいおもちゃを買うことではない」と述べ、「多くの議員はiPadを欲しがらない、あるいは必要としていない、あるいは単に紙媒体を好む」と付け加えた。
もちろん、紙を愛する議員たちは、単に紙を使わないようにしたり、おそらく全ての仕事をこなしている秘書に紙を渡したりすることもできる。しかし、ブーン氏(そしてコメディ「新聞」デイリー・メール)が見落としているのは、iPadが政府のプロセスをより迅速、よりスムーズに、そしてより近代的にするということなのだ。
そもそも、あなたはどちらに国を運営してもらいたいですか?「インターネット」という一過性の流行を嘲笑し、それを破壊する法律を制定する老人集団か、それとも未来を形作るツールを駆使して生活し、働くテクノロジーに精通した政治家集団か?