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米国での主な裁判は終わったものの、アップルとサムスンの間の法廷闘争は世界の少なくとも10カ国で依然として激化しており、それがいつ終わるのかは誰にも分からない。
法廷闘争における最新の判決はオランダで出たもので、同国の裁判所は、一部のサムスンギャラクシースマートフォンで特定のマルチタッチ技術を使用することでサムスンの技術がアップルの特許を侵害していないとの判決を下した。
世界トップのスマートフォンメーカーであるサムスンとアップルは、知的財産権をめぐる争いにおいて、いかなる譲歩も拒絶している。アップルはハーグの裁判所において、サムスンがタッチスクリーン上で2本の指を同時に操作できるマルチタッチ機能に関する自社の特許を侵害したと主張した。
裁判所は、「これらの製品によってサムスンはアップルの主張を侵害していない」と宣言した。アップルはスマートフォンやタブレットのピンチズーム機能をめぐってサムスンをはじめとする数社を提訴したが、これまでオランダ、イギリス、ドイツの裁判所で敗訴している。
アップルは判決についてコメントを控えたが、サムスンはオランダの裁判所の決定を歓迎すると述べた。
出典:ロイター