Tモバイルとスプリントが非公式合併協議を開始

Tモバイルとスプリントが非公式合併協議を開始

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Tモバイルとスプリントが非公式合併協議を開始
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Tモバイル
T-MobileのCEO、ジョン・レジャー氏は、同社の存在意義を再び高めようとしている。
写真:T-Mobile

今週、スプリントとTモバイルの両社間の非公式協議が再び活発化したとする新たな報道によると、両社の合併が再び議題に上がる可能性があるという。

スプリントは2014年にTモバイルの買収を試みたが、規制上の懸念から破談となった。現在、両社のトップは投資家に対し、再び統合を検討する意向を示している。

合併計画の策定支援のために銀行が正式に契約を結んでいないものの、ブルームバーグは、合併が成立した場合、金融機関が役割を競い合っていると報じている。スプリントの筆頭株主であるソフトバンクの幹部は最近、Tモバイルの親会社であるドイツテレコムAGと非公式な接触を開始した。

両社が最後に合併交渉を行ってから3年が経過し、Tモバイルの時価総額は550億ドルに上昇し、スプリントの時価総額320億ドルのほぼ2倍となった。Tモバイルはスプリントよりも規模が大きいものの、スプリントがTモバイルを買収するのではなく、Tモバイルがスプリントを買収する側になるかどうかは不明だと報道されている。

スプリントはチャーター・コミュニケーションズやコムキャストなどのケーブル会社との契約締結の可能性も検討している模様だ。Tモバイルは現在、米国で第3位の無線通信事業者であり、スプリントは第4位である。