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iPadをはじめとするタブレット型コンピュータは、単なる脚ではなく、歯を持っている。ウォール街のアナリストは、ノートパソコンのカニバリゼーション(市場占有率の上昇)を示すグラフを用いてそう述べている。来年には約5,500万台のタブレットが出荷されると予想されており、この新しいプラットフォームは2011年にノートパソコンの35%、つまり1,910万台を消費することになるだろう。
「12月四半期の小売データは、タブレット端末のカニバリゼーションに関するさらに興味深いデータポイントを提供する可能性が高いと考えています」とゴールドマン・サックスのアナリスト、ビル・ショップ氏は述べている。このデータが示すであろうヒントは、ノートパソコンにとってさらなる悪材料となるだろう。
ショップ氏によると、タブレットの出荷台数は2012年に7,900万台を超え、本来であれば販売されていたであろう2,610万台のノートパソコンを奪い取ることになるという。タブレットは消費者向けと捉えられることが多いが、ショップ氏によると、iPadは企業の役員会議室でも注目を集めているという。
11月のIT支出調査では、回答者の51%がタブレットによるノートパソコンの市場占有率の減少を予想していることが明らかになりました。これは、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏が先日の決算発表で述べた「フォーチュン100企業の65%が既にiPadを購入済み、または購入準備を進めている」という発言と重なるようです。
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