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アップルは台湾のサプライヤーに対し、今年半ばまでに約500万台のiPadを生産するよう指示したと、あるアナリストが火曜日に匿名の情報筋を引用して明らかにした。FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、クレイグ・バーガー氏は、アップルが最初のiPadの米国発売を4月3日に発表したことを受け、生産遅延の噂は「単なる誤報」だと批判した。
もし正しければ、バーガー氏の予測は、タブレット端末の出荷台数400万台から500万台というこれまでの予想よりも若干高いものとなる。先月末、この地域におけるアップルの主要サプライヤーである中国の鴻海電子(フォックスコン・エレクトロニクス)は、「製造上のボトルネック」に関する報道を否定し、4月には100万台のiPadが出荷されるとの見通しを示した。
バーガー氏はまた、多くのiPhoneチップサプライヤーがiPadにも貢献すると考えていると述べた。アナリストは、「Appleが流通在庫の削減を目指しているため」、iPhoneの生産台数は現在の3ヶ月間で20%減少すると述べた。過去1年間の生産需要から判断すると、バーガー氏はiPhoneの成長は「まさに驚異的」だと述べた。2009年第4四半期のiPhone生産台数は3,050万台で、前年同期の1,930万台から増加した。バーガー氏は、2010年第1四半期には3,270万台のiPhoneが生産されると予想している。
iPodの成長は「成熟」と評され、2009年第4四半期の生産台数は5230万台と、2008年第1四半期の5250万台から増加した。「iPhoneとiPadの売上がiPodの売上を食いつぶしているため、iPodはピークを過ぎた成熟した製品と言えるでしょう」とバーガー氏は指摘した。しかし、アップルはiPodの受注を133%増加させており、直近3ヶ月間ではノートパソコンの受注が70%、デスクトップパソコンの受注が100%増加したとバーガー氏は述べた。
[AppleInsider経由]