開発者がARKitを使った「ポータブルホール」拡張現実効果をデモ

開発者がARKitを使った「ポータブルホール」拡張現実効果をデモ

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開発者がARKitを使った「ポータブルホール」拡張現実効果をデモ
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パララックスビュー
ARKitとiPhone Xで作られたポータブルホール
写真: Peder Norrby Peder Norrby

仮想のウサギの穴への旅に出るのもそう遠くないかもしれません。

ポケモンGOのブームが過ぎ去り、開発者たちは拡張現実(AR)の新たな活用方法を模索している。ペダー・ノービー氏は、AppleのARKitとiPhone Xの可能性を示すアプリ「ポータブルホール」を開発した。

彼が開発した「TheParallaxView」は、ARKitの顔トラッキング機能を利用してユーザーの視線の正確な位置を3次元的に特定します。すると画面に「穴」の内部が正確な角度で表示され、無限に広がっているように見えます。ノービー氏は、画面から外側に仮想的に投影されるオブジェクトなど、他の可能性も模索しています。

TheParallaxView はApple App Storeに承認申請中です。リリース後は無料でご利用いただけます。ソースコードも無料で公開されています。

ARを今すぐ楽しもう

拡張現実(AR)で遊ぶのが待ちきれない方には、LEGO AR Studioがおすすめです。この無料アプリを使えば、仮想のレゴを自分の周囲に配置し、操作することができます。私たちはこのアプリを使って、コーヒーテーブルに中国の船を配置し、火を噴くドラゴンで攻撃してみました。

レゴ ARスタジオ
LEGO AR Studioで拡張現実の機能の一部をご覧ください。
写真: Ed Hardy/Cult of Mac

LEGO AR Studio は無料で、App Store から今すぐ入手できます。

ARKitについてもっと詳しく

Appleは昨年のWWDCでARKitを発表しました。このツールキットにより、開発者は2Dまたは3Dのデジタルオブジェクトをユーザーの周囲の環境に仮想的に埋め込むことができます。ゲーム会社もARKitに取り組んでおり、Epic GamesのUnreal Engineの最新バージョンにはARKitのサポートが組み込まれています。さらに、私たちを怖がらせたいだけの人もいます。エンターテイメントの枠を超えて、書店などの公共スペースでもARの可能性が模索されています。

ARKitバージョン1.5は、iOS 11.3と同時にリリースされます。iOS 11.3は、早ければ今春にもリリースが予定されています。その機能はiOS 11.3ベータ版でテストできます。

当然のことながら、Appleは競合する標準規格に直面しています。中でも注目すべきは、GoogleのARCoreソフトウェア開発キットです。