アナリスト、決算発表前にアップルを賛否両論の評価

アナリスト、決算発表前にアップルを賛否両論の評価

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アナリスト、決算発表前にアップルを賛否両論の評価
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クレジット: flex/Flickr
クレジット: flex/Flickr

今夜の市場が閉まるまで、第3四半期のAppleの業績がどうなったかは確実に分からないが、アナリストらは今朝、いつもの予測を発表した。その中には、オッペンハイマーがカリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社の株価目標を意外にも引き下げたという内容も含まれている。

オッペンハイマーのアナリスト、ヤイル・ライナー氏は今朝、投資家に対し、iPhone 4の受信問題に関するネガティブな報道が販売に悪影響を及ぼす可能性があると懸念を示した。「iPhone 4のアンテナ性能は他のスマートフォンと同等だと考えていますが、世論においては認識が現実です」とライナー氏は記している。「スクープに飢えたメディアと、Appleの勢いづくワイヤレス機器メーカーが作り出した認識は、iPhone 4に欠陥があるというものです」とライナー氏は付け加えている。


ライナー氏はアップルの目標株価を1株当たり345ドルから3330ドルに引き下げるとともに、9月のアイフォーン販売台数予想も1100万台から850万台に引き下げた。

カウフマン・ブラザーズのアナリスト、ショウ・ウー氏は、在庫が逼迫し供給が限られていることを踏まえると、ウォール街のコンセンサスは保守的すぎると考えている。同氏はアップル株の目標株価を349ドルに設定した。

BTIGのアナリスト、ウォルター・ピエシック氏はライナー氏の意見に同調し、同四半期のiPhone販売台数900万台という以前の予測から100万台減らしたが、「アンテナ論争はiPhone 4の需要を和らげたようには見えない」と指摘している。

アップルの他の販売分野では、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、同四半期のMacの売上が11パーセント増加したことから、アップルは156億ドルの収益を報告するだろうと見ている。

[バロンズ]