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米国第2位の配車サービス企業Lyftは、買収の可能性についてAppleやその他の大手テクノロジー企業にアプローチすることで、激しい競争からの解放を模索していると報じられている。

ニューヨーク・タイムズ紙が協議に関わった１２人の人物を引用して報じたところによると、ゼネラル・モーターズ、アップル、アマゾン、グーグル、ウーバー、滴滴出行の５社はいずれもリフト社買収について協議を行ったか、リフト社から買収の打診を受けたという。

リフトの申し出にもかかわらず、同社はシリコンバレー最大級のユニコーン企業の一つにプレミアム価格を支払うことに興味を持つ買い手を見つけることができていない。この配車サービスは、1月の資金調達ラウンドで約55億ドルの評価額が付けられていた。

アップルがLyftを買収していれば、同社にとって過去最大の買収となり、2014年にiPhoneメーカーがBeatsを買収した際に記録した30億ドルの買収額を上回っていただろう。Lyftは既に中国のライバルである滴滴出行と提携しているため、アップルにとってLyftが素晴らしい買収対象になるとは想像しにくい。

Lyftはまだ全てを失ったわけではない。買い手は見つかっておらず、まだ利益も出ていないものの、同社は次の動きを模索する間、独立した企業として事業を継続するための資金として、銀行に14億ドルを保有していると報じられている。