アップルは電子書籍の購入を望んでいるかもしれないが、消費者は圧倒的にアプリを好む

アップルは電子書籍の購入を望んでいるかもしれないが、消費者は圧倒的にアプリを好む

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アップルは電子書籍の購入を望んでいるかもしれないが、消費者は圧倒的にアプリを好む
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AppleはiPadを活用して電子書籍リーダー市場を席巻しようとしているものの、数字は消費者の計画が異なっていることを示しています。今週初め、CEOのスティーブ・ジョブズは、iBooksストアがサービス開始から11ヶ月で1000億冊の電子書籍を販売したと大々的に宣伝しました。しかし、この数字を凌駕する新たな調査結果によると、同期間における音楽ダウンロードは5倍、アプリダウンロード数は15倍となっています。

「これまでのところ、アプリや楽曲の人気は電子書籍よりも桁違いに高いという結論に達しています」と、アシムコのホレス・デディウ氏は金曜日に述べた。キンドルの電子書籍がアマゾンの音楽ダウンロードを上回っているかどうかは不明だ。両社は配信方法が異なるためだ。シアトルに拠点を置くインターネット小売業者であるアマゾンは、アップルのような電子書籍、音楽、アプリ販売の統合を断念している。


しかし、印刷物のファンにとって、この調査結果は厳しい結論を導き出している。出版からわずか10年しか経っていないにもかかわらず、印刷物は既に400年の歴史を持つメディアよりも売れているのだ。「ダウンロードデータは、新しいメディアがいかに急速に古いメディアに取って代わっているかを示している」とデディウ氏は指摘する。

4年前のニューヨーク・タイムズ紙でのジョブズ氏の発言は、まさに首をかしげるに値する。「昨年、米国人の40%は1冊かそれ以下しか本を読まなかった。人々がもう本を読まなくなった今、このコンセプト自体が間違っている」。では、なぜAppleは電子書籍リーダーとAmazonのKindleとの争いにこれほど力を入れているのだろうか?

「スティーブの典型的なミスディレクションの例がまた一つあるだろうか? あるカテゴリーを軽視した挙句、後になって参入し、市場を席巻してしまう、という例だ」とアナリストは問いかける。「もしかしたら」。電子書籍リーダーの人気の鍵の一つは、物理的なデバイスが存在しないことだ。ダウンロードしたアプリが実際に使われることはほとんどないという過去の調査結果と同様に、電子書籍リーダーは数百冊もの書籍を保存できるものの、読まれることはほとんどない。

[アシムコ]