暴動により閉鎖されたインドのiPhone工場、近く生産再開の可能性

暴動により閉鎖されたインドのiPhone工場、近く生産再開の可能性

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暴動により閉鎖されたインドのiPhone工場、近く生産再開の可能性
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コロナウイルスの影響で業務が中断されたため、フォックスコンはiPhoneの追加生産をインドに移転
工場は昨年末、未払い賃金をめぐる暴動により閉鎖された。
写真:Ste Smith/Cult of Mac

アップルのサプライヤーであるウィストロンは火曜日、インドのカルナタカ州にある工場でiPhoneの生産再開を検討していると発表した。この工場は2020年末に暴動が発生した後、閉鎖されていた。

しかし、Appleは、同社はまだ試用期間中であり、今後も注意深く監視していくと述べている。

12月、iPhoneを生産する工場で暴動が発生しました。警察は暴動中および暴動後に約150人を逮捕しました。報道によると、暴動は未払い賃金などの搾取が原因とされています。抗議者たちはバンガロール郊外の工場の窓を割り、防犯カメラを倒し、車を横転させました。さらに、数千台ものiPhoneを盗みました。

損害額は総額約700万ドルに上りました。Appleによる監査の結果、この工場において同社のサプライヤー行動規範に違反が見つかり、Wistron社は保護観察処分を受けました。

1/4 インドのベンガルール近郊ナラサプラにある台湾のウィストロン社が運営するアップルのiPhone生産工場で暴力事件が
発生。2,000人近い従業員が給料を支払われていないとされ、暴れ回り、会社の家具や組み立てユニットを破壊し、車両に放火しようとした。pic.twitter.com/qtlHyJiRAh

— クリスビン・ジョセフ・マシュー  (@CrisbinJoseph) 2020年12月12日

ウィストロンは、工場の問題解決と基準向上に取り組んでいると述べた。「ウィストロンは従業員の採用と操業再開のプロセスを開始するにあたり、工場の全員が新たな研修プログラムを受講し、自らの権利と懸念事項の提起方法を理解するようにします」とアップルはロイター通信に語った。また、進捗状況を継続的に追跡していくとコメントした。

Appleは2017年にインドでiPhoneの生産を開始しました。iPhone SEから始まり、その後他のモデルにも拡大しました。Wistronは、インドにiPhone工場を設立した最初のAppleメーカーです。これは、製造拠点を中国からインドへ移すというAppleの取り組みの一環です。

今日の報告によれば、今後数週間で工場の生産が増加する予定だ。

出典:ロイター