ベライゾン、iPhoneの千切れ死で20億ドルの損失を計上

ベライゾン、iPhoneの千切れ死で20億ドルの損失を計上

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ベライゾン、iPhoneの千切れ死で20億ドルの損失を計上
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iPhoneVerizon

ベライゾン・ワイヤレスは、データ通信収入の増加とiPhone販売台数の倍増にもかかわらず、20億ドルの損失に転落した。Appleスマートフォンへの関心の高まりは諸刃の剣だった。iPhone需要の高まりは、国内第2位の通信事業者である同社が第4四半期に支払った補助金の増額につながった。


企業版『二都物語』とも言うべきベライゾンは、iPhoneの売上と無線通信収入が増加したものの、利益は減少したと発表した。当四半期のiPhone販売台数は前四半期比で倍増し400万台を超え、無線通信収入は13%増の183億ドルに達した。スマートフォンに必要なデータプランの売上は19%増加した。

しかし、無線通信事業の利益は売上高の42.2%から5.3%減少しました。これは、iPhoneなどのスマートフォンを導入する通信事業者が、リスクの高いチキンレースを繰り広げていることが原因です。人気の高い端末は、より多くの加入者と魅力的なデータプランを引き付けます。問題は、これらのメリットが、Appleなどの端末メーカーへの補助金支払いのコストを上回るかどうかです。

「平均的なスマートフォン利用者は2年間の契約で約2,000ドルを支払うが、補助金が400ドルであれば、まだ1,600ドルが得られるので、キャッシュフローは非常にプラスになる」とバークレイズ・キャピタルのアナリスト、ジェームズ・ラトクリフ氏はブルームバーグに語った。

ベライゾンは、スマートフォンの好調により、第4四半期に120万人の加入者を獲得したと発表した。ベライゾンのフラン・シャモ財務最高責任者は今月初め、第4四半期のiPhone販売台数が400万台を超えたと発表していたものの、スマートフォン全体の販売台数は770万台にとどまり、シャモ氏の予想を150万台上回った。これは、年末商戦の盛り上がりにもかかわらず、Androidスマートフォンの需要が鈍化していることが要因だ。