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写真:Ste Smith/Cult of Mac
9to5Macによると、Appleは次世代Apple TV向けの新しいリモコンを開発中とのこと。記事では改良されたリモコンの具体的な詳細は明かされていないものの、Appleが第4世代Apple TVで導入され物議を醸したSiri Remoteから移行する可能性があることが示唆されている。
Siri Remoteは、Appleの歴史の中でも物議を醸したデザインの一つとしてよく挙げられます。iMac G3の「ホッケーパック」マウスや、Magic Mouse 2の充電不良で逆さまに充電する不具合と並んで、Appleの悪名高い名作として記憶されています。
月曜日の報道によると、現在開発中の改良型リモコンのコードネームは「B519」です。ちなみに、Apple社内では現行のSiri Remoteのコードネームは「B439」です。これが改良版Siri Remoteになるのか、それとも全く新しいものになるのかは、まだ分かりません。
「Appleが2017年にApple TV 4Kを発表した際、Siri Remoteのメニューボタンの周りに白いリングが追加され、新モデルと認識されました」と9to5Macは匿名の情報筋を引用して報じています。「しかし、新しいSiri Remoteの内部モデル番号は現行バージョンよりはるかに上位であるため、変更点はより顕著になると考えています。」
初めてではない
Apple TVやリモコンのアップデートに関する報道は今回が初めてではありません。「Appleは、ゲーム機としての機能を強化し、リモコンとプロセッサを刷新したアップグレード版を計画している」とブルームバーグは昨年末に報じました。12月初旬には、日経新聞 もAppleが第6世代Apple TVを開発中だと報じています。
これは、2019年11月にApple TV+ストリーミングサービスが開始されて以来、発売される最初の新しいApple TVボックスとなります。
Appleが新しいリモコンにどんな構想を持っているのか、興味深いところです。Siri Remoteで大胆な試みを試みたことは評価に値しますが、完全に成功したとは言い難いようです。
10年前にスティーブ・ジョブズの公式伝記に記された発言に基づき、Appleは私たちが知っているテレビを根本から改革できるはずだという考えに、今でも多くの人が固執しています。ジョブズは伝記作家のウォルター・アイザックソンに対し、魅力的なテレビナビゲーションツールを作るための方程式を「解明した」と語りました。「想像できる限り最もシンプルなユーザーインターフェースになるでしょう」とジョブズは言いました。
10年以上経った今でも、Appleはこのようなユーザーインターフェースの提供に取り組んでいるようです。2021年に何が起こるのか、楽しみに待ちましょう!
出典: 9to5Mac