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昨日、Instagramはタイムラプス動画を撮影できる新しいアプリ「Hyperlapse」をリリースしました。タイムラプス動画のメリットは、15秒のクリップに多くの映像を詰め込めることはもちろんですが、動画の仕上がりも非常にクールです。
ハイパーラプスは、撮影中に動き回ることでタイムラプスのコンセプトを次のレベルへと引き上げます。これにより、あらゆるクリエイティブなショットの可能性が広がります。通常、ハイパーラプスで撮影できるようなHD映像を撮影するには、数千ドルもするビデオ機材を購入する必要がありましたが、今ではiPhoneがあれば誰でも無料で撮影できます。
Instagramのエンジニアたちが、アプリの開発に込めた思いを共有してくれました。そのポイントをいくつかご紹介します。
- Hyperlapse では、iPhone に内蔵されたジャイロスコープを利用してビデオを安定させ、スピードアップしても視聴可能な状態にすることができます。
- Instagramの「Cinema」と呼ばれる安定化アルゴリズムは、スマートフォンを手に持った際に生じるブレを軽減するため、画像をわずかにズームインします。手ブレの程度に基づいて、どの程度ズームインするかをインテリジェントに判断します。
- 「タイムラプスレベル6倍は、入力動画の6フレームごとに1フレームを選択し、それらのフレームを30fpsで再生することを意味します。その結果、元の動画の6倍の速度の動画が完成します。」
- クリップのメインスライダーを調整するたびに膨大な量の計算が行われますが、Instagram は「ビデオの再生を中断したり UI を停止させたりすることなく」それを実現する方法を見つけました。
マニアックなビデオの詳細など、詳細はInstagramのブログ投稿で読むことができます。
Hyperlapse についてよりデザイン重視の説明をするために、Instagram の共同設立者である Mike Krieger 氏が昨日 Product Hunt でいくつかの質問に答えました。
こんなにシンプルなハイパーラプスがなぜスタンドアロンアプリとして存在するのかと尋ねると、クリーガー氏はこう説明しました。「撮影体験を極限までシンプルに保ちたかったのですが、写真やハイパーラプス以外の動画の共有が既に存在するInstagramでは、それが難しいのです。そこで目指したのはスタンドアロンアプリです。カメラをすぐに起動して、一瞬たりとも逃さず録画を始められるようにしたのです。」