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iPhoneの試作品回収を企てたAppleのセキュリティ担当者の策略の被害者とされる人物が、同社を相手取って訴訟を起こすことを検討している。サンフランシスコ在住の22歳のセルジオ・カルデロン氏は、自宅捜索中にAppleの従業員が警察官になりすましたと主張している。
CNETによると、カルデロン氏はこれまで商業・ビジネス関連の訴訟を手がけてきたサンフランシスコの弁護士、デビッド・モンロー氏を雇ったという。モンロー氏は、iPhoneのプロトタイプが行方不明になった夜、カルデロン氏がCava 22ラウンジにいたかどうか、そしてサンフランシスコ警察がなぜAppleの私立探偵に依頼人の自宅を捜索することを許可したのかを疑問視している。
カルデロン氏によると、8月31日、6人が自宅に現れ、要求に応じなければ捜索令状を取得すると脅した。カルデロン氏が警察官だと思っていた2人が捜索を開始した。その後、ニュースサイトによると、この「警察官」は実際にはアップルの社員であることが判明した。サンフランシスコ市警察は、サンフランシスコ市警の警察官が外で待機している間、アップルの社員2人がカルデロン氏の自宅、車、コンピューターを捜索したと発表している。
「私の主な関心はアップルだ。アップルがなぜこんなことをしたのか、その理由を解明しようとしている」とモンロー氏は語った。