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どの国にも、Appleとの契約を結ばず、Androidや(なんと)Blackberryを哀れな顧客に売りつけ、勇敢に戦い続ける、いわゆる「抵抗勢力」と呼ばれるキャリアが存在します。日本では、この「抵抗勢力」は国内最大手のNTTドコモです。しかし、最終的には抵抗勢力も態度を変え、AppleがiPhoneをドコモのネットワークに導入する交渉中との報道を受けて、NTTドコモの株価は今朝上昇しました。
まだ公式発表はないものの、ドコモの最高財務責任者(CFO)である坪内和人氏は、この取引に前向きな姿勢を示し、「アップルとドコモが合意に達するには説得力のある理由がある。アップルにとっては、ドコモが最も人気の高い携帯電話機を販売したいのに、日本最大の携帯電話会社がiPhoneを販売できないというのはビジネス的に意味がない」と述べていると報じられている。
坪内氏の発言を受けて、NTTドコモの株価は急騰している一方で、ドコモのライバルであるKDDIとソフトバンク(いずれも既存のiPhoneキャリア)の株価は下落している。AppleとNTTドコモにとって良いことが、必ずしもAppleのパートナー企業にとって良いとは限らないようだ。
iPhone 5SとiPhone 5Cの発売は2週間強後と見込まれており、AppleにとってNTTドコモとの契約締結には今が絶好のタイミングと言えるでしょう。9月10日には全ての情報が明らかになるはずです。
出典:ブルームバーグ