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確かに象徴的な広告スローガンではあるが、私は Apple が Mac のマンタとして「Think Different」を残したのは賢明だったと感じてきた。
文法のまずさはさておき、このスローガンは、小さくて元気な弱小企業が、巨大企業に弱々しく食ってかかっているような状況にこそふさわしい。1997年当時のAppleは確かにそうだったが、今ではそれほどでもない。また、スローガンとしては、どこか傲慢さが漂いすぎている。これは、過去10年間の大半、Appleの広告が抱えてきた問題だ。「Get a Mac」の方が良い。力強く、シンプルで、自己満足ではなく、主張が強い。
それでも、もしかしたら古いスローガンが新しい文脈で機能するかもしれない。Appleは「Think Different」という新しい商標を申請している。そして、このレトロなスローガンが、今後発売されるAppleタブレットの宣伝に使われるかもしれないのだ。
米国特許商標庁に提出された出願番号 77882684 によれば、Apple の国際分類 009 は、一般的な包括的範囲である「ポータブルおよびハンドヘルド デジタル電子機器」に加えて、MP3 オーディオ プレーヤーの範疇で iPod もカバーするようになった。
私の推測では、Apple は既存の商標を更新することで保護しているだけだろうが、「Think Different」は Mac デスクトップやノートブックよりも Apple タブレットに適したスローガンであることは間違いない。結局のところ、Apple タブレットはほとんどの消費者が現在慣れ親しんでいるデバイスとはまったく異なる種類のデバイスなのだ。
[9to5Mac経由