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Appleは数時間後にiPad 3を正式発表する予定だが、今朝も噂は絶えない。あるiOSハッカーから、このタブレットは1GBのRAMを搭載する初のiOSデバイスになるとの確証を得たほか、これまでにないほどディスプレイの感触を体感できる「E-Senseテクスチャードタッチスクリーン」を搭載するとの報道もある。
ガーディアン紙によると、Appleの既存のiPadディスプレイは指先で触れるとまるでガラス板のような感触だったが、iPad 3の画面にはテクスチャが施され、一部にざらざら感、硬さ、あるいは丸みを帯びた感触を与えるという。ガーディアン紙によると、AppleはiPad 3のイベント招待状で「タッチ」を強調したという。
「Appleは招待状で、意味のない言葉を決して使わない」と、調査会社ガートナーのスマートフォン・タブレット担当アナリスト、カロリーナ・ミラネージ氏は述べた。彼女が指摘するように、10月に開催されたAppleの前回イベントの招待状には、いくつかのアプリアイコンの画像、iPhoneに「1」の文字、そして「Let's talk iPhone(iPhoneについて話そう)」というフレーズが添えられていた。今にして思えば、これは音声アシスタント「Siri」を搭載したiPhone 4Sの発表予定をもじったものだった。
ミラネージ氏は、同様の分析が有益になると考えている。「『見る』必要があるというのは、明らかにRetinaディスプレイのことを指しています。『触る』という点については、iPadの背面に何か変更が加えられたのではないかと思いました。」
しかしガーディアン紙は、「タッチ」とは、タッチスクリーンに質感を与えるE-Senseというシステムを開発したフィンランドのスタートアップ企業Sensegの技術を指していると考えている。
この技術はフィンランドのSenseg社が開発したもので、画面の周囲に埋め込まれた要素からの電界によって生成される「ティクセル」と呼ばれるものを使用して、ピクセルと同じように変化できるディスプレイ上のテクスチャを提供します。
Appleの特許は、同社が長年にわたり、タッチスクリーン使用時にユーザーに触覚フィードバックを提供する方法を模索してきたことを証明しています。そのため、SensegのE-Sense技術がiPad 3に搭載されるという主張は、決して驚くべきものではありません。しかし、新型iPadの発表を前に、この技術について耳にしたのは今回が初めてです。