
カレンダー(旧iCal)は、以前からタイムゾーンに対応しています。私が使っているOS X Mountain Lion搭載のMacでは、カレンダーの環境設定の「詳細」タブでタイムゾーンサポートをオンにできるので、現在のタイムゾーン(AKDT)から離れた場所に旅行しても、会議に時間通りに到着できます。
しかし、Mountain Lionのタイムゾーンサポートを使用すると、カレンダーで特定のタイムゾーンでスケジュールしたイベントは、そのタイムゾーンであることが視覚的に表示されませんでした。OS X Mavericksでは、この問題を小さな視覚的なヒントで解決しました。現在、特定のタイムゾーンでスケジュールされたイベントは、カレンダーのタイトルにそのタイムゾーンが表示されます。その設定方法は次のとおりです。
まず、タイムゾーンのサポートを有効にする必要があります。カレンダーを起動し、Command+カンマキーを押してカレンダーの設定にアクセスします。または、「カレンダー」メニューをクリックして「設定…」を選択してください。
次に、上部にある歯車アイコンの「詳細設定」タブをクリックします。「タイムゾーンサポートを有効にする」の横にあるチェックボックスをオンにします。左上隅の赤い「X」ボタンをクリックして設定を閉じると、カレンダーウィンドウの右上隅に現在のタイムゾーン設定が表示されます。
例えば、AKST(アラスカ標準時)の午前11時にイベントを作成し、ドロップダウンメニューをクリックしてタイムゾーン設定を切り替えると、元のイベントの時刻(太平洋標準時では午後12時)が変更されますが、元のイベントの時刻とゾーンがイベントタイトルの一部として表示されます(AKDT:午前11時)。こうすることで、万が一何か問題が発生した場合でも、イベントがいつどのようにスケジュールされたかを完全に把握できます。興味深いことに、特にカンファレンスや展示会では、このような問題はよく発生します。
出典: Mavericksのヒントとコツ