第5世代iPod Touchの分解で巨大なバッテリーと低い修理性スコアが判明

第5世代iPod Touchの分解で巨大なバッテリーと低い修理性スコアが判明

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第5世代iPod Touchの分解で巨大なバッテリーと低い修理性スコアが判明
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新しい iPod touch が修理される。
新しい iPod touch が修理される。

新しいiPod touchが昨日出荷開始になったとなぜわかるのか?それは、iFixitが既に分解しているからだ。そう、第5世代のデバイスは恒例の分解を受け、巨大なバッテリーと全ての新しいコンポーネントが明らかになった。iFixitはiPod touchの修理容易性スコアを10点満点中3点と評価した。つまり、修理は決して容易ではないということだ。

iFixitによると、新型iPod touchの修理は不可能ではないものの、非常に難しいとのことです。まず、ヒートガンを使ってディスプレイをケースから取り外し、デバイス内部にアクセスする必要があります。「Touchにはネジがありません」とiFixitは述べています。「その代わりに、クリップと接着剤の組み合わせがケースを開けるのを困難にしています。」

中に入ると、ほとんどの部品がはんだ付けされていることに気づきます。「部品が1つでも壊れると、非常に困難、あるいは高額な修理が必要になります。」Appleは、すべてを超コンパクトにし、デバイスを可能な限り小型化するために、このような構造を採用しています。これは素晴らしいことですが、修理が必要になるまでは。

分解では、このモデルに搭載されている新しいバッテリーも明らかになりました。1,030mAhの容量で、3.7Vで3.8Whの電力を供給します。これは、930mAhの容量だった旧iPod touchのバッテリーからわずかに改善されており、Appleのウェブサイトによると、最大40時間の音楽再生が可能です。

残念ながら、ホームボタンには改良が加えられていません。iPhone 5ではディスプレイに取り付けられた新しいホームボタンが搭載され、より頑丈になっていますが、iPod touchのホームボタンは従来の(そしてより弱い)ゴム膜構造を採用しています。

内部チップには、512MBのDDR2 RAMを搭載したApple A5プロセッサ、東芝製32GB NANDフラッシュチップ、村田製作所製Wi-Fiモジュール、Broadcom製タッチスクリーンコントローラー、STMicroelectrics製ジャイロスコープが搭載されています。また、「338S1116」という番号の謎のAppleチップも搭載されています。このチップの用途は不明ですが、iFixitによると、iPhone 5に搭載されているApple製チップ338S1117と「非常によく似ている」とのことです。

完全な分解の様子は今すぐ iFixit でご覧いただけます。

出典: iFixit