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写真:Microsoft
iPhone版Microsoft Excelのアップデートは、それほどエキサイティングなことのようには思えないかもしれません。しかし、今回のアップデートは実に素晴らしいものです。スプレッドシートを普段から使っている方にも、ちょっとした技術デモを楽しみたい方にも、きっとご満足いただけるはずです。
このアップデートにより、iPhoneで写真を撮るだけでスプレッドシートを簡単にインポートできるようになりました。紙ベースのスプレッドシートを撮影した画像は認識され、編集可能なスプレッドシートに変換されます。
マイクロソフトはこの機能を「画像からデータを挿入」と呼んでいます。この機能は3月にAndroidで初めて導入されましたが、最新のアップデートでiOSにも移植されました。
これは、テキスト画像を編集可能な文書に変換するスキャナー アプリと同様に、AI ベースの光学式文字認識 (OCR) 技術を賢く活用したものです。
この機能を使用するには、Office 365アカウントが必要です。iPhone版Excelアプリを開くと、「画像からデータを挿入」ボタンが表示され、iPhoneのカメラが起動します。ユーザーは写真を撮影し、焦点を合わせたい部分を切り抜いて「キャプチャ」をタップします。まだフルテストができていないため、手書き認識の精度は不明です。Microsoftが公開したデモでは、印刷された数字が対象となっています。
この機能は現在、iPhone版Excelでのみ利用可能です。しかし、時間節約に非常に役立つことから、MicrosoftがAppleのiPadやスマートフォンにもこの機能を展開するのもそう遠くないと予想されます。