- ハウツー

写真:Cult of Mac
iOS 11では、アプリやウェブサイトなどで動画を再生するためのQuickViewビデオプレーヤーが大幅にアップグレードされました。以前は、基本的なビデオスクラバー、音量スライダー、再生ボタンしかありませんでした。しかし、iOS 11では、ビデオ画面から直接字幕やAirPlayにアクセスできるだけでなく、新しいiOS 11ビデオプレーヤーのほぼすべての機能をキーボードで操作できるようになりました。
iOS 11ビデオプレーヤーのまったく新しいインターフェース
まず最初に、新しいオンスクリーンコントロール。全画面表示、または周囲のページに埋め込まれた動画再生画面で動画を視聴しているとき、これまでと同様に再生と一時停止ができるようになったほか、コントロールをタップして15秒ずつ早送りまたは巻き戻しもできます。音量スライダーはミュート切り替えボタンに置き換えられましたが、この新しいアイコンをスワイプするとスライダーが表示されます。また、全画面表示とピクチャインピクチャ表示(対応するiPadの場合)の切り替えや、動画や音声の出力先としてAirPlayデバイスまたはApple TVを選択することもできます。新しい字幕ボタンもあります。動画に字幕がある場合は、これで字幕のオン/オフを切り替えられます。自動生成された字幕のあるYouTube動画にも対応しており、これはかなり素晴らしいのですが、自動生成された字幕の質がかなり悪い場合が多いです。
フルキーボードコントロール

写真:Cult of Mac
しかし、おそらく最も優れているのは、キーボードによるフルコントロールでしょう。スペースキーで再生/一時停止を切り替えるなど、基本的な操作から始まり、すぐに操作性が飛躍的に向上します。上下矢印キーで音量調節、15秒ごとの前後スキップ、先頭への復帰、早戻し/早送り、さらには動画を1フレームずつ再生することも可能です。
これは本当にすごいですね。例えば、キーボードカバーを使えば、トイレに行く時に映画を一時停止できます。私はギターを弾くのですが、よく動画を見て新しい曲を覚えます。これなら、キーボードのキーをタップするだけでセクションを繰り返し演奏できます。画面をタップしてスクラブして、ギターの演奏位置を忘れてしまうようなことがなくなりました。
おそらく最も興味深いのは、これらすべてがほとんどのユーザーから見えないように隠されていることです。キーボードコントロールは確かにパワーユーザー向けに用意されており、iOS 11のiPad向け新機能すべてと合わせて考えると、AppleがiPadを真にプロフェッショナル向けのツールにしようとしていることがわかります。