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ディストピア的なマッキントッシュのCM「1984」から、その悲惨な続編「レミングス」まで、Appleの広告は常にジョークや軽快な音楽、そしてジョニー・アイブが落ち着いた声で「アルミニウム」と言うもので満ちていたわけではない。
しかし、Apple がこれまでに作ったものの中で、Noka Films のこの iPhone 広告パロディほど奇妙で不快なものはありません。
「アップグレード」と題されたこのiPhone 7のパロディ広告では、身体に異常をきたしているように見える女性が、視聴者が間違いなく顔をしかめるような瞬間に、耳の中にAppleのインプラントを埋め込むまでの様子が描かれている。
「iPhoneやそれに類するスマートフォンは、今や現代生活に欠かせない存在となり、ある意味では私たちの存在そのものを変え始めています」と、映画監督はAdWeek誌 にコンセプトについて語った。「スマートフォンへの依存を嘲笑うために、この技術革新がいつか私たちを支配してしまうかもしれない世界を描きました。」
脳で直接操作するスマートフォンというコンセプトは長期的にはあり得ない話ではないかもしれないが、近い将来に Apple がそれを戦略として追求するとは思えない。
特に、2016 年に iPhone 7 が出荷される頃にはそうなることはないだろう。